前に何かの記事で読んだことがあった、スパイによる相手の組織の潰し方がとても面白かったので紹介します。
相手にバレないように、組織を弱体化させ潰すのがミッションの場合、2008年に公開された(正確に言うと、CIAの前身組織、『Office of Strategic Services』)作成文書らしいです。
●「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする。
●可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上。
●何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない。
●会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する。
●前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す。
●文書は細かな言葉尻にこだわる。
●重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる。
●重要な業務があっても会議を実施する。
●なるべくペーパーワークを増やす。
●業務の承認手続きをなるべく複雑にする。1人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする。
●全ての規則を厳格に適用する。
……というようなものです。
これが、CIAの前身組織が、「敵国の組織をダメにするために実行しろ!」と定めたマニュアルの一部なのだそうです。
これってよく言う「大企業病」って言われてることなんじゃないでしょうか?
中小企業でもこういうことにこだわる経営者っていますよね…
この文章を作成した時は、ネットがここまで普及して無かったと思うので、今はこういう会社は少なくなったと思いますが、自分の会社、若しくは自分のいる会社がこういう組織だとダメになる可能性が高いということでしょうね。
時代はどんどん進んでるので、自分が60歳になった時でも少なくとも若い子たちが普通に話している言語は通じるようになっていたいですね。
あと20年後にはまた様々な事が変わっているので、知らないことは若い子に「知らないから教えて!」って聞けるジジイになっていたいです。
昭和生まれの人たちはこれから老害と言われないように、潔く身を引くか、自分の道を突き進みましょう!(笑)